関数電卓マニアの部屋

SHARP EL-509M

拡大拡大

メーカー SHARP 14/01/26初出
14/02/22修正
型式 EL-509M  
実売価格 \1,980 ヨドバシ.com
入力方式 W-View(数式自然表示)  
角度モード [SETUP][0][数値]
[F<->E]キー ×  
メモリSTO [STO][A-F, M,X,Y]
メモリRCL [RCL][A-F, M,X,Y](SHARP方式)
√キー独立 ×  
x^2キー独立  
1/xキー独立 ×  
BSキー  
EL-509Jのマイナーチェンジ版.機能数が384から442と大幅に増えているが,増えたのは換算できる単位の数.パッケージ裏面の機能リストも,電卓表面の刻印も全く同じ.したがって,実質「できること」が変わったわけでは無い.

本体は全く同じデザインだが,蓋がマイナーチェンジした.取り出すときの「たてつけ」を改善したものと思われるが,そのため若干(<1mm)厚くなった.

色は写真のブルーの他,イエローとホワイトが選べる.新色で,旧作との差別化を図る.

今回の目玉は,fx-375ESと同様に「『自然表示』モードでも解が小数点表示」がオプションで選べるようになったことである.

「自然表示」関数電卓を大学や実務で使うに当たり最も不便な点であると私が主張してきたこの点を,CASIOが改善したのが上述のモデル.関数電卓として異例の短期間でSHARPが新モデルを出してきたのは,拙著「関数電卓パーフェクトガイド(改訂第1版)」や本サイトの影響が少なからずあったものと思いたい.

切り替えはCASIOとほぼ同じで,[SETUP]→[EDITOR]→[W-VIEW]と選ぶと,その先で「0:EXACT」か「1:APPROX.」が選べるようになった.EXACTとAPPROXの意味は,ルートや分数を崩さず保持すれば解は無限の精度で保証されるが,小数点に直してしまうと丸め誤差が出る,と言うことだろう.従って,APPROX解表示を選ぶと,根号を含む計算に[CHANGE]キーが一切効かなくなる.
(この制限はCASIOも同じ)

計算速度を比べるため,左の積分を実行させてみた.

EL-509J : 16秒   EL-509M : 16秒

結果も全く同じで,チップもアルゴリズムも変わっていないだろうと見当が付く.価格も据え置きだし,本当に,今回のマイナーチェンジは小数点表示が可能なモデルをなるべく早く市場投入したいという思惑だろう.

しばらくは旧モデルが投げ売りされるだろうが,やめておいた方が良い.高々2,000円の商品,今回採用された機能を買ったと思えば安いものである.