絶版コレクション

Canon F-715S

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メーカー Canon 07/09/10初出
07/10/21補筆
10/06/09修正
12/10/11移動
型式 F-715S  
実売価格 \1,780  
入力方式 数式通り  
角度モード [MODE][MODE][数値]
[F<->E]キー [ENG]
メモリSTO [STO][A-D, M, X,Y,数字]
メモリRCL [RCL][A-D, M, X,Y,数字](CASIO方式)
√キー独立  
x^2キー独立  
1/xキー独立 ×  
BSキー  
2007年9月,ふらりと立ち寄った札幌のヨドバシカメラで購入.この記事を書くためにCanonホームページを調べたのだが,まだ情報が無い.他の通販サイトに「予約受付中」とあったので,もしかしてフライング販売か??思わぬ縁で,正式販売前のモノが手に入った.

下のF-720iのレビューで,『CASIOの電卓を見て良く勉強しましょう』と書いたが,その通りのものが出た.はじめに総合評価をしてしまうが,この機種を2007年9月現在の「Best buy電卓」として推薦したい.

デザインは最新のトレンドを取り入れたモダンなもの.前代F-720iのイモっぽい印象はかけらもない.キー配置はCASIOのSVPAM機最終モデルfx-991MSとほとんど同じである.しかし特筆するべきは,SHARP電卓の欠点,『[Ans]キーが裏にある』,CASIO電卓の欠点,『[STO]キーが裏にある』のどちらの欠点も持っていないこと.

新型でこの価格なので,やはりCanonの関数電卓は二大メーカーより若干お安めの価格設定と見て良いだろう.これもお勧めの根拠の一つ.

この電卓,他機種に無い面白い機能が.アンドゥが使えるのだ.たぶん統計機能での利用が主な用途なのだろうが,アンドゥ可能な状態になると表示部左にアンドゥマークが出る.[DEL]キー打鍵直後には必ず出るし,計算式の途中で[CE/C]キーでクリアしてしまったときは,アンドゥキーでそこまでの計算が復活する.これは,慣れると結構便利.

CASIOのSVPAM機とのあまりの類似に,「中身はデッドコピー?」と勘ぐったが,CASIOのSVPAM機に特有のバグをこの機種は持たないことからその可能性は否定される.

例えばメモリ.CASIOは最新のfx-913ESでも9個しか持たないが,Canonは数字キー(0-9)も含め17のメモリが使える.